機械学習の利用によりオンライン教育を変革し、学習成果を向上させる取り組み

Google Cloud Platform の機械学習ツールを利用して 24 時間 365 日、学生の質問内容を理解して対応できるようにすることで、ストレイヤー大学は 48,000 人を超える学生のサポートを大幅に改善しました。

ストレイヤー大学の学生たちの多くは、通常の大学生にはないような困難を抱えています。ほとんどの学生はフルタイムで働いている人や子どもがいる人などで、その多くは以前に高等教育課程を修了できなかった人です。さらに、80% を超える学生が 1 つ以上の科目をオンラインで受講しているため、大学では、オンライン上で学生の問題に対応するには、通常の大学とは異なる独自のアプローチが必要であると考えています。

「Google Cloud Platform と Dialogflow を使って「Irving」を導入することで、学生がより迅速に回答を得られるようになっただけでなく、時間に余裕ができた大学職員は、学生の学位取得に向けたより重要なニーズへの対応に専念できるようになりました。」

Joe Schaefer, テクノロジーとイノベーションの最高責任者, ストレイヤー大学

親しみやすいサポート スタッフ: Irving

ストレイヤー大学ではすでに、社会人学生のために時間外にも利用できるライブチャット用プラットフォームを導入していましたが、学生との会話を通して学習し、リアルタイムのサポートを提供できるバーチャル アシスタントを開発することにしました。そこで大学の幹部は、行動心理学者、ソフトウェア エンジニア、フルスタック エンジニア、対話型デザインの専門家で構成された複数部門にまたがるチームを編成しました。このチームは、開発タスクに対応できるテクノロジーを模索した結果、Google の Dialogflow を選択しました。

人工知能とオートメーション担当エグゼクティブ ディレクターであるダニエル マッカーシー氏は、Google Cloud と Dialogflow の言語モデルが「あまりにも強力で、その効率性と正確性は驚異的」であると述べています。この開発計画で Google をパートナーとして選ぶ決め手となったのは、Google の使いやすさ、柔軟性、すぐに使い始められる迅速性、チャットボットのモデルを超える機能だったそうです。ストレイヤー大学のチームは 1 週間もしないうちに、学生の名前を呼んで挨拶するだけでなく、誕生日などの学生情報も認識できるプロトタイプを構築しました。大学の創立者であるアーヴィング ストレイヤー博士にちなんで名付けられた「Irving」は、質問が対応範囲外の内容であることを認識すると、学生をサポート担当者に取り次ぐこともできます。Irving による変化は目覚ましいものでした。

学生に対する効果

2017 年春以降、Irving は 163,697 件を超えるやり取りをこなし、20,000 人以上の個別の学生に対応し、72% の確率で学生のメッセージを正しく理解することができました。Irving はすべての学生がアクセスできる iCampus 内に組み込まれているため、オンライン コースを受講していない学生でも利用できます。こうした成果を踏まえて、Irving は現在、ストレイヤー大学のライブチャットの 74% に対応しているため、学生支援スタッフはより複雑な業務に専念できるようになりました。Irving は学生からも好評で、実際に Irving とやり取りした感想を尋ねられた学生は「とても便利で、早く別の質問をしたいくらいです」と答えてくれました。

ストレイヤー大学では、今後数か月にわたって Dialogflow を利用して感情分析機能を構築し、学生サービスをさらに向上させる計画です。マッカーシー氏によると、大学では常に Irving のコンテンツに新しい質問を追加してサービスを改善しているほか、テクノロジーに関してさらに大きな目標もあるそうです。チームの次の計画は、Dialogflow と Google Cloud のテクノロジーを利用してより一層の支援を必要としている学生を特定し、こうした学生に個別指導や補助教材を提供できるようにすることです。この計画がうまくいくと考えるマッカーシー氏は、次のように締めくくっています。「Dialogflow の強力な機能により、これまでの目標も達成することができたので、チームの誰もが期待に胸を膨らませています。」

教育機関のプロフィール

125 年にわたって常に最先端の教育を提供してきたストレイヤー大学は、社会人に新しいスキルを習得させるための革新的なテクノロジーを開発し、活用しています。ワシントン D. C. に本部を置くこの大学は、オンライン教育のパイオニアであり、1996 年にはオンライン学位課程を提供する教育機関としていち早く認定を受けました。

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